はじめに
私はADHDの診断は受けていません。けれど、自分の中に「もしかしてそうかもしれない」という思いがずっとあります。
仕事での失敗、集中力のなさ、物忘れ、衝動的な行動…。いろいろ当てはまることがあって、調べていくうちに「グレーゾーン」という言葉にたどり着きました。
今回は、私がなぜ診断を受けていないのか、その理由や迷い、不安について正直に書いてみたいと思います。
診断を受けたい気持ちはある
自分の困りごとに名前がつくことで、「自分を責めすぎなくてもいいんだ」と思える気がします。実際、診断を受けて対処法が分かり、生活が改善したという声もよく見かけます。
私も何度か「行ってみようかな」と思ったことがありました。
でも踏み出せない理由
いくつかの理由があって、いまだに診断を受けられていません。
1. 保険加入への影響が怖い
ネットで調べると、「精神疾患の診断歴があると、保険に入りづらくなる」といった情報が出てきます。
もちろんすべての保険がそうではないと思いますが、「記録に残ること」が将来のリスクになるのでは?という不安があります。
特に、生命保険や医療保険への加入を考えている方にとっては大きなハードルかもしれません。
2. 診断されること自体が怖い
これは正直な気持ちです。
「正式にADHDと診断されたら、自分はどう思うんだろう」と考えると、少し怖くなるんです。
「やっぱり私は普通じゃなかった」と感じて落ち込むのではないかという不安があります。
3. 医療機関選びに不安がある
どの病院に行けばいいのか、どうやって選べばいいのかが分からないのも大きな壁でした。
専門医のいる病院は混んでいて、予約も何ヶ月待ち…という話も耳にします。
今は「できることを試す」段階にしている
いろいろ迷いがあるなかで、私は今、自分で工夫したり、サプリなどの対策を試したりする段階にとどめています。
もちろん、どうにもならなくなったら診断を考えるかもしれませんが、今はグレーゾーンとしてできる範囲で向き合うことを選んでいます。
同じように悩んでいる方へ
もしこの記事を読んで「自分と似ている」と感じた方がいれば、それだけで書いてよかったと思います。
ADHDに限らず、診断やラベリングはとても繊細なことだと思います。
一人で悩まず、自分なりのペースで考えていけたらいいですね。
おわりに
この記事は、あくまで一人のグレーゾーン当事者としての体験・悩みをまとめたものです。
正解があるわけではありませんが、同じような迷いを持つ方の、心の整理や判断のヒントになれば嬉しいです。
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